【安心のドル建て保険】ニッセイ・ウェルス生命のアットウィルを徹底解説!

ドル保険商品の紹介

ニッセイ・ウェルス生命のアットウィル

本来は、積立利率金利連動型年金(米ドル建)(豪ドル建)という名称で、契約通貨を米または豪ドルから選べ、3種類のプランがある、保険料一時払の年金保険です。
プランによっては最短で計約2ヶ月後から年金を受取ることができます。

まず、ニッセイ・ウェルス生命とは

文字的に日本生命関連の生保会社?と察するのではないかと思います。
明治40年(西暦1907年)にできた横浜生命が始まりですが、平成13年(2001年)にマスミューチュアル生命(外資系)になりました。
平成30年にマスミューチュアル生命という会社名のまま日本生命の子会社になり、平成31年1月1日に名称をニッセイ・ウェルス生命保険株式会社に変更しました。

3種類のプラン

保険商品に話を戻しましょう。
アットウィルは
●終身年金プラン(年金総額保証付終身年金)
●ながいき年金プラン(年金総額保証付後厚終身年金)
●確定年金プラン(確定年金)
これら3種類のプランがあります。

一時払保険料

アットウィルは、契約時に保険料を全額一括払いします。
「最低額の」一時払い保険料は、各プラン共に
●米ドル建て:5万米ドルまたは500万円
●豪ドル建て:5万豪ドル・5万米ドル・500万円から選択
です。
米ドル建ては保険料を豪ドルで支払えないようです。

告知不要

アットウィルは被保険者(保険の対象車とか保険を掛けられる人)の健康状態・職業の告知の必要はありません。

年金受取り回数と最低受取額

●年金円支払特約により円で受取る場合(米・豪ドル共通)
年1回受取:1,000ドル、年2回・4回・6回受取:500ドル、年12回受取:250ドル

●契約通貨で受取る場合(米・豪ドル共通)
年1回受取:6,000ドル、年2回受取:3,000ドル、年4回受取:1,500ドル、年6回受取:1,000ドル、年12回受取:500ドル、

終身年金プラン

契約後最短2ヶ月で初回の年金を受取れ、存命の限り年金が続きます。

●据置期間:0年・5年・10年・15年・20年から選択
●年金額:契約通貨建てで生涯一定金額
●保証金額割合:100%・110%・120%から選択
●契約年齢:0歳~89歳
●契約初期費用:一時払い保険料の5.5%
●固定金利で運用

パンフレットの契約例

●契約年齢等:60歳女性(契約者・被保険者本人)
●一時払い保険料:10万米ドル(1,000万円)
●据置期間:0年
●保証金額割合:120%
●年金支払回数:年12回
●積立利率:2.6%(固定利率)

パンフレットは円換算のレートを1ドル=100円で解説しています。

契約初期費用と年金額の確定

一時払い保険料10万米ドル(円換算額1000万円)を支払い契約をするときに、5.5%(5,500米ドル=55万円)の契約初期費用が必要になります。
この例は据置期間を設けず、残額の94,500米ドル(945万円)を固定利率で運用しながら分割受取(年金)を開始し、年12回一定額・一生涯の年金の受取ができます。
固定利率の運用なので、契約通貨建てでの年金額が契約時に確定し、その金額は一生涯不変です。

最短2ヶ月で年金開始

この例の場合、据置期間を0年・年金支払回数を12回にしているので、最短契約後2ヶ月で初回の年金を受取ることができます。
また据置期間0年の場合、年6回払いを選んでも、最短で契約2ヶ月後に年金受取りが始まります。

26年で元が取れる?

生涯不変の年金の年額は3,951米ドル(395,100円)、月額は329米ドル(32,900円)で、一時払い保険料10万ドル(1,000万円)を超えるには26年間受取ることが必要です。
この契約者は60歳なので、出来れば86歳以上まで生存することを願います・・・みたいな、ちょっと世知辛い感じがします。

保証金額があります

年金受取総額は、基本給付(保険)金額、または年金原資のどちらか大きな金額に、選択した保証割合(100%・110%・120%)を乗じた金額が保証されます。
●基本給付(保険)金額は、契約初期費用を控除していない一払い保険料そのままの金額。
●年金原資は、契約初期費用を控除した一時払保険料が据置期間を経過して大きく育ったお金です。

少し先で書いた、年金受取期間26で年金受取総額一時払い保険料1,000万円を超える話は、基本給付(保険)金額に対して保証金額割合100%を選んだ例になります。

年金額の保証と受取期間中の死亡

年金受取期間中に死亡した場合、指定しておいた継続年金受取人に年金受取りの残存期間が引き継がれて、年金を受取り続けることが出来ます。
契約例は、一時払保険料10万米ドル(1,000万円)・保証金額割合120%なので、年金受取総額12万米ドル(1,200万円)が保証されます。

年間3,951米ドルを受取れるので、12万/3,951=約30.37(年)となり、年金の受取保証期間は31年になります。
例えば加入時60歳の契約者の女性が、契約後26年・86歳で他界した場合、残りの5年の年金受取りはあらかじめ指定した継続年金受取人に引き継がれます。
継続年金受取人は三親等以内の血族姻族から一人だけを選べます。

保証金額を超えて存命したら

年金受取総額が保証金額を超えても、存命の限り年金を受けとり続けることができます。

また、据置期間0年の例を書いてきましたが、据置期間を設定した場合、据置期間中に被保険者が死亡してもアットウィルは年金保険なので死亡保険金はありません。
その代わり、基本給付(保険)金額・積立金相当額・解約払戻金相当額のうち一番大きな金額が「死亡給付金」として支払われます。

ながいき年金プラン

契約後最短1年で初回の年金を受取れ、存命の限り年金が続きます。
先に抑えた金額の年金受取期間があり、その後終身まで高めの年金を受取ることで、年金受取総額を増やします。

●据置期間:0年
●年金額:前期年金受取期間と後期年金受取期間で異なる
●前期年金受取期間:5年~20年の間で選択(1年刻み)
●保証金額割合:一時払い保険料と同額
●契約年齢:50歳~85歳
●契約初期費用:一時払い保険料の5.5%
●固定金利で運用

パンフレットの契約例

●契約年齢等:60歳女性(契約者・被保険者本人)
●一時払い保険料:10万米ドル(1,000万円)
●前期年金受取期間:10年
●年金支払回数:年1回払い
●積立利率:2.7%(固定利率)

契約時の費用や設定事項など

一時払保険料は円貨で支払可能で、5.5%の契約初期費用が差し引かれるのはどのプランも同じです。
契約例は10万米ドル(1,000万円)を支払い、5,500米ドル(55万円)が控除された94,500米ドル(945万円)を運用します。
ながいき年金プランに据置期間は無く前期年金受取期間を設定します。この契約例の場合は前期年金受取期間を10年としています。

二段階の年金受取期間

先に、受取金額を低く設定された前期年金受取期間があり、契約一年後から年金受取が始まります。

年金総額保証付「後厚」終身年金という名称の通り、この前期年金受取期間が終了すると、一回の年金額が増額された後期年金受取期間が終身まで続きます。
この契約例は10年間の前期年金受取期間中の毎年の年金額が、1,027米ドル(102,700円)で、後期年金受取期間の毎年の年金額が6,180米ドル(618,000円)になっています。
前期年金受取期間は年金の年間複数回受取ができませんが、後期年金受取期間は年間複数回受取が可能です。

年金保障額と保証期間中の死亡

契約例は60歳で契約して低めの年金額が始まり、70歳から年金額が上がっていますが、年金受取総額が一時払い保険料1,000万円を超えるのは25年後になります。
ながいき年金プランは一時払保険料と同額の年金総額が保証されるので、この25年が年金の受取保証期間となり、この間に死亡すると残りの年数を継続年金受取人が引き継ぎます。
継続年金受取人に指名できる血族姻族の範囲は、終身年金プランと同じです。

長生きすると凄く増える?

この被保険者が85歳のときに年金受取総額が約1,029万円になり一時払い保険料比で102.9%になります。
またさらに長生きしたときの年金受取総額と一時払い保険料比は
90歳時:約1,400万円・140.0%
95歳時:約1,709万円・170.9%
100歳時:約2,018万円・201.8%
となります。

終身年金プラン年金総額は、ざっくり単純計算で90歳時:約1,200万円、95歳時:約1,400万円、100歳時:約1,600万円です。
ながいき年金プランは、長生きに自信がある方向けのプランと言えます。

確定年金プラン

設定した据置期間で一時払い保険料を増やしてから、選んだ年数の間だけ金形式で分割受取りするプランで、終身年金ではありません。

●据置期間:1年・5年・10年から選択
●年金受取期間:5年・10年・20年から選択
●年金額:契約通貨建てで一定金額
●契約年齢:0歳~89歳
●契約初期費用:5.5%
●固定金利で運用

パンフレットの契約例

●契約年齢等:60歳女性(契約者・被保険者本人)
●一時払い保険料:10万米ドル(1,000万円)
●据置期間:10年
●年金受取期間:20年
●年金支払回数:年1回払い
●積立利率:2.6%(固定利率)

契約時の費用や設定事項など

一時払い保険料は円貨で支払可能で、契約時は据置期間と年金受取期間を選択します。
資金額・積立て利率・据置期間・年金支払期間が揃うので、契約時に契約通貨建てでの年金総額が確定します。
初期費用を控除された一時払い保険料は契約後「積立金」と呼称され、据置期間の間は年金化されず、積立て利率によって増え続けます。

受取金額と期間が確定しているプラン

契約例の場合、60歳で保険料を支払って契約が成立し、10年の据置期間中は年金の受取が無く、大きく育った積立金は据置期間の終了日に「年金原資」になります。
70歳から毎年7,633米ドル(約76万円)の年金が20年続くので、年金受取総額は152,664米ドル(約1,526万円)になります。
先に紹介した二種類のプランは存命の限り年金を受取ることができますが、このプランは設定(確定)した年数だけ年金の受取が可能で、この後存命でも年金の受取はありません。

年金受取期間中に死亡した場合
また、確定している年金受取期間中に死亡した場合は、継続年金受取が残年数を引き継ぎます。
例えば20年の年金受取期間中に12年(12回)で被保険人が死亡した場合、残りの8年(8回)の年金を継続年金受取人が受取り続けます。

新為替ターゲット特約

為替差損のリスクをひらひら避けながら年金を受け取ることが出来る、便利な特約です。

年金を受取る基準レートを設定できる

ターゲットレートは、契約通貨の1米ドルまたは1豪ドルが○○○円以上になったら円貨で年金を受け取る、という基準を設定できる機能です。
受取らなかった年金は次回以後の受取に繰り越され、目標レート以上になったときに全ての繰り越し分と一緒に受取ります。

為替差損を抑えるために高めのレートを設定することが出来ますし、年金の受け取りやすさを考えて低めのレートを設定してもかまいません。
アットウィルは年金支払日のみ、ターゲットレートの判定をします。

設定レートと年金受取り

例えば米ドル建ての場合で、ターゲットレートを1米ドル110円以上と設定します。
年金受け取り回が
第一回 1米ドル111円 → 年金受取
第二回 1米ドル112円 → 年金受取
第三回 1米ドル108円 → 年金受取保留1回目
第四回 1米ドル107円 → 年金受取保留2回目
第五回 1米ドル112円 → 前回と前々回も合わせて3回分の年金受取
第六回 1米ドル109円 → 年金受取保留1回目

このような年金受け取りになります。
第五回で、保留した第三・四回分もまとめて3回分の年金を受取りましたが、設定したターゲット以上になったときは繰越し分を全額受取るので、保留分の再保留はできません。

年金は年間複数回受取がおすすめ

上記の年金受取りが年1回受け取りだと、第二回受け取り後から第五回受け取りまで3年待たないといけません。
例えばこの例が年間4回受取なら、2回保留しても9ヶ月で保留分の受取が可能です。

アットウィルのパンフレットによると、ドル建て年金を円貨で受取る際の為替手数料は無料なので、年金の年間複数回受取を設定すべきでしょう。

年金原資が目標以上になった時に、全額円貨移行するして為替差損対策をする商品はよく見かけますが、ターゲットレートで為替差損を回避するというのは、凄いアイデアですね。

まとまったお金を持っている方なら一度検討するのも良いかもしれません。

ライバル保険商品

日本生命のデュアルドリームは最低一時払保険料が100万円です。
ジブラルタ生命の通貨指定型個人年金保険は、米ドル・豪ドルの同時運用も可能な、保険料一時払い個人年金です。

最後に、「やっぱり他社の保険に加入しておけば良かった」と後悔してはいけないので、ドル建て保険を検討される際は必ず他社の保険も比較しましょう。
仕組みが複雑になるドル建て保険の比較は、複数社の保険の取扱が出来るファイナンシャルプランナー(FP)の保険無料相談が一番です。